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日本における結婚指輪の歴史は浅いけど

結婚指輪が日本にやって来た頃の話

結婚指輪の歴史に重きを置くと、日本はまだまだ新参者の部類に入ります。海外ブランドの場合、創業数百年は珍しくありません。凄い所になると、創業400年というブランドもあるのです。
結婚指輪が日本にやって来たのは、江戸時代後期〜明治時代頃。指輪が入ってこなかったのは、鎖国していたせいもあります。しかし、鎖国前であってもジュエリー文化は根付きませんでした。日本とジュエリーとの関係性は、かなり遠い所にあったのです。

貴婦人のジュエリーを手掛けた意外な人物

日本に結婚指輪がやって来て以降、セレブの間で人気となりました。貴婦人達は思い思いの指輪をつけて、夜な夜なパーティーに参加したものです。貴婦人達がつけていた指輪を手掛けていたのは、日本の職人です。
指輪の文化が入って来たばかりの頃と考えると、些か奇妙な現象に思えます。指輪職人は1人〜2人はいらっしゃったでしょう。でも仮に職人が存在していたとしても、指輪を作るのは簡単ではないはずです。そんな中で指輪作りを実現させたのは、基礎的な部分が大きいのでしょう。指輪職人の多くは、元々が刀鍛冶だったという話があります。侍が闊歩していた頃は引く手数多だったでしょうが、侍がいなくなったら鍛冶屋も用済み。食い扶持を繋ぐために目を付けたのが、ジュエリー製作だったのです。

劇的な転職を成功させたのは日本人気質によるもの?

刀鍛冶からジュエリー職人へ。思い切った行動ではありますが、見事にハマりました。元々が凄腕職人だったため、指輪作りにも取り掛かれたのでしょう。
実際彼らが手掛けた日本製のジュエリーは評判が良く、貴婦人の間でも話題になっていたと言います。

そして現代の日本製の結婚指輪

そして現在。指輪は一般的なものになりました。日本製の結婚指輪も、珍しい物ではありません。日本人の元々の気質も関係しているのでしょうが、日本製の指輪は質が良くデザインも繊細になっているのが特徴です。
もしシンプルながらも飽きの来ないデザインを探しているのなら、日本製の結婚指輪はおすすめです。しかも値段も手ごろなものが多いので、財布の負担にもなりません。